Up | 日本人の<正義>の形 | 作成: 2020-08-09 更新: 2020-08-09 |
このビラを置いた者は,正義の行動としてこれを行った。 日本人が強いて正義を表現すれば,こんなふうになるのである。 実際,知事たちやマスコミは,このビラと同じことを言っている。 ここまでストレートには言わないだけである。 ひとは正義が好きな者と,好きで無い者に分かれる。 ひとがふつうこんなビラを投げ入れないのは,正義は好きでないからである。 マスコミは,正義が好きでない者を表に出さないようにする。 そこで世の中は,正義の者がほとんどであるように見えることになる。 世の中は,正義が好きでない者が孤立感をもたされるしくみになっている。 正義が好きでない者は,表に現れてこないだけである。 彼らは,匿名で自由になれるときにその数を現す。 例えば,選挙の投票に行かない者。 投票に行かない者は<ダメな奴>にされるが,そのダメな奴があんなにいる。 ひとは,『裸の王様』の民衆を振る舞う。 見えない着物を褒めそやしているのは,見えない着物が好きだからではない。 褒めそやさないと<ダメな奴>にされるから,褒めそやすのである。 正義の言動をしないと<ダメな奴>にされるから,正義の言動をするのである。 「正義が好きでない者」とは,個人主義・自由主義のことである。 そしてこれの逆が,全体主義・統制主義。 正義が好きでない者を<ダメな奴>になる社会は,全体主義・統制主義である。 日本人の正義は,<村>に全体主義・統制主義がかぶさる格好になる。 日本人の正義の形は,<村>的全体主義・統制主義である。 「新型コロナ」では,<正義の味方>が急に増えた。 これは,洗脳が起こったからである。 正義はもともと好きではない者が,自分の資質を勘違いして,<正義の味方>になった。 彼らはいま,洗脳から徐々に脱けているところである。 |