Up | 全国一律休校 | 作成: 2020-04-26 更新: 2020-04-26 |
こうして,全国一律休校となる。 いまの日本は,小規模校が多い。 例えば北海道だと,公立小学校の全校生徒数がつぎの状況にある:
小規模校が大都市部の休校に付き合うのは,ナンセンスである。 全国一律休校は,行政の都合である。 授業数消化が地域によってバラバラになると,扱いに困るからである。 実際,小規模校の不利に大都市部の学校が付き合うかというと,そうはならないわけである。 しかし全国一律休校で事が済むかというと,そうはいかない。 これを長引かせれば,学齢システムが立ち行かなくなる。 ひとは「自粛」は財政で何とかなると高を括っているが,学齢システムは財政では何ともならない。 「自粛」に前のめりの首長にも,いまは「学齢システムの危機」がずっしり重く見えてきている時である。 しかしこれまで「新型コロナは恐い」をさんざん言ってきたことが,自縄自縛になる。 彼らは,にっちもさっちも行かない者になる。 そしてひとはこの手合いの首長とずっと付き合っていく──というわけである。 |