以下に,読売新聞の集計を引く:
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読売新聞, 2020-04-05
新型コロナ
国内死者7割70歳以上
66人分析 25人に基礎疾患
新型コロナウイルスの感染者で3月末までに国内で死亡した66人 (クルーズ船の死者を除く) を分析したところ、少なくとも7割の46人が70歳以上で、25人には何らかの基礎疾患があったことが読売新聞の集計でわかった。
発熱などの初期症状から2週間程度で死亡した人が多く、持病のある高齢者が急速に症状を悪化させるリスクが改めて浮き彫りとなった。
初期症状から2週間
厚生労働省や各自治体などの発表によると、国内では2月13日から3月末までに66人が死亡。
性別は非公表の7人を除き、男性が46人、女性が13人で、男性が女性の2倍以上と多かった。
判明分の年齢層別では、80歳代が23人と最多。
70歳代が18人と続き、70、80歳代で全体の約6割を占め、50歳代も3人いた。
新型コロナウイルス感染者の初期症状としては発熱やせき、倦怠感、吐き気などがあり、66人の分析では、初期症状が出てから2週間程度で死亡した人が多かった。
発熱が確認できた25人をみると、発熱の日から死亡日までの期間は3〜46日。平均は14.9日だった。
タレントの志村けんさんのケースでは、3月17日に倦怠感を訴え、19日に発熱や呼吸困難の症状があった。
同20日に重度の肺炎と診断されて入院し、同29日に亡くなっている。
初期症状が確認されてから、12日後に亡くなっていた。
また66人のうち、心疾患や精尿病、高血圧などの基礎疾患があった人は少なくとも25人、判明した主な基礎疾患は高血圧3人、心疾患3人、がん3人だった。
同省によると、新型コロナウイルスは高齢者や基礎疾患のある人が感染すると重症化しやすい。
北海道函館市の高齢者の場合、高血圧の持病があり、2月16日にせきなどの初期症状を訴え、同17日に37.5度の発熱があった。
肺炎の所見があったため入院し、同25日に死亡した。
死亡後の同26日に感染が判明した。
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読売新聞, 2020-04-05
致死率 2.5%
感染の4割退院
新型コロナウイルス感染者の致死率は、決して高くはない。
厚生労働省によると、中国での致死率は2.3%。感染しても約8割は軽症で済むとされる。
日本の場合、クルーズ船を除く国内での感染者は4日現在、3131人。
このうち死者は77人で、感染者全体の2.5%だ。
感染者の約4割に当たる1133人 (2日現在) は既に退院している。
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