Up 新型コロナはパンデミックではない 作成: 2021-06-03
更新: 2021-06-03


    つぎは, 「年間死亡数 1,381,098 (138万人)」の年齢群別グラフである:
厚労省『令和元年(2019) 人口動態統計月報年計(概数) の概況』より

    死亡には,「事故死」とそうでない死が区別される。
    そうでない死は,体の機能不全死,即ち「病死」である。
    病気死亡数年齢群別グラフは,上のグラフに同じと見てよい。
    年間死亡数に対し「事故死」は,割合として,ごく僅かだからである。


    そしてつぎは,新型コロナの年齢群別死亡数のグラフ:
厚労省「新型コロナウイルス感染症の国内発生動向」(2021-02-24) より

    このグラフは,はじめのグラフとパターンがほぼ同じである。
    さて,これは何を意味しているか。


    はじめのグラフは, 「死亡は,年齢配分がこのパターンになるのが自然である」と言っている。
    実際,そのパターンが示していることは,「年齢が高いほど死にやすい」であり,そして年をとるとは体の機能不全が増えるということであるから,「年齢が高いほど死にやすい」はアタリマエである。


    新型コロナ死は,この「自然」──「年齢が高いほど死にやすい」──に準じるものになっている。
    これは,つぎを意味している:
      新型コロナは,普通の病気 (体の機能不全) 」
      新型コロナは,機能不全の体を死なせるタイプの病気」
      機能不全の体が新型コロナで死ぬのは, 《たまたま新型コロナで死んだ》というもの」

    例年通りなら,6月上旬に『人口動態統計月報年計(概数)の概況』が公表される。
    新型コロナによる死亡数分だけ肺炎等による死亡数が減少していれば,それも上の結論の証明になる。
    さて如何に?