Up | ワクチン信者の「感染」モデル | 作成: 2021-05-31 更新: 2021-05-31 |
彼らは,《新型コロナワクチンをキャンペーンするにおいては,新型コロナがどのように存在しているものなのかを知っている必要はない》を立場にしていることになる。 的を知らずに放つ矢は,的外れになるのが道理である。 こんな彼らのキャンペーンする「新型コロナワクチン」は,はじめから的外れのものになる。 ウィスルは,生物の体内に入り,その生物に寄生する。 そして寄生する中で,繁殖する。 ヒトに寄生した新型コロナウイルスの場合,繁殖は宿主の細胞の破壊になる。 この破壊が甚大のとき,宿主は「発症」を現す。 しかしたいていは,破壊は許容の範囲内におさまっていて,宿主は「発症」を現さない。 ウィルス感染症医療は,「繁殖」のメカニズムについての知見を蓄積してきた。 「専門家」とは,この内容について勉強している者のことである──それ以上でも以下でもない。 この彼らは,宿主に寄生しているウィルスの「繁殖」以外のステージ──適切な表現ではないが, 「潜伏」──については,何も知らない。 図鑑に載っているウィルスの絵。 あれは,ウィルスが宿主の体内で潜伏しているときの姿ではない。 ウィルスの潜伏は細胞の外ではなく細胞の内であり,そしてウィルスが細胞に入るときは体を分解するからである。 では,ウイルスの潜伏はどんなであるか。 それは,《宿主の細胞の DNA の一部になる》である。 実際,生物の DNA は,ウイルス由来と見られる配列でいっぱいである。 ウイルスは,宿主の DNA によって,体の部品の生成と組み立てが成る。 発症は,外からのウィルスの新たな侵入を要しない。 潜伏ウィルスの再活性化 (再増殖) は,宿主に体力があると成功しない。 細胞の外に出たらたちまち免疫にやられてしまうからである。 実際,健康であるとは,ウィルスの増殖が抑えられているということである。 発症は,弱った体に起こる。 これはヘルペスウィルスにおいて比較的よく研究されていることであるが,どのウィルスにも通じることである。 「新型コロナワクチン」をキャンペーンしている者は,つぎの発想になっている者である:
「ワクチンでつくられる抗体によって,ウィルスの侵入 (細胞の中への侵入) を撃退する」 「こうして,感染者が出てこなくなる」
「抗体の有無をいえば,抗体は既にある」 「発症するかどうかは,体力次第」 「新型コロナワクチン」の問題は,ワクチン投与が無用の者 (特に, 若年層) へのワクチン投与が,ただの無駄で済むかということである。 無用を行うことは,何もしないのと同じで済めばよいが,そうはならない。 ここは,「災厄」を考えるところである。 |