Up | 「PCR検査」とは | 作成: 2021-01-05 更新: 2021-08-13 |
(1) 断片の設定 (2) 断片の検出 そこで,断片を複製で増やす (倍々で増やす)。 これを「PCR 法」と謂う。 「複製で増やす」は,資料をPCR装置にかけることで行う。 いまは「リアルタイムPCR装置」なるものが製品化されている。 これは,増幅量がリアルタイムでモニターできるようにした装置である。 モニターに表示される内容から,「対象ウイルスの遺伝子に特有な断片」の同定が併せてできる
(3) 検査結果 断片が増えるごとに蛍光が強くなるわけである。 そして蛍光がある強さを超えたとき,ここまでの倍サイクルの数を「 Ct 値」とし,これを検査結果とする。 (4) 陽性判定 このとき,閾値を大きく設定すると,「陽性」が実態を表さないものになる。 そこで閾値は,「どのくらいの値にすると陽性判定が妥当なものになるか」の考えから,逆に決められることになる。 |