Up 不耕起栽培 作成: 2024-03-21
更新: 2024-03-21


      和田信一郎『土壌学』, 13. 畑の土, p.225.
      土壌浸食の最大の誘因は,
        畑の表面が裸地状態になることと,
        耕耘によって土が膨軟になること
      である.
      特に後者の影響は大きい.
      これを避けるために不耕起栽培という栽培法が提案され,合衆国では普及しつつある.
      この栽培法の基本形は,収穫残渣は基本的に土の表面に残して被覆材とし,雨滴の衝撃を緩衝させ,播種や施肥のために最小限の耕起を行う,というものである(no till).


        『生きている土壌』, p.49.
        近年、土を深く反転する耕耘の不利が言われている。
        過度に通気し、天地返しをすることになる。‥‥‥
        最近では、この古い耕し方から、士を反転させずに柔らかくして、通気性を良くする方向に変わりつつある。



      • 引用Webサイト
      • 引用文献
        • Erhard Hennig : Geheimnisse der fruchtbaren Böden。
            Organischer-Landbau Verlag Kurt Walter Lau, 1994.
            中村英司[訳]『生きている土壌』, 日本有機農業研究会, 2009.