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ストリーミング技術
作成: 2000-01-16
修正: 2000-01-16
ストリーミング・ビデオ
インターネットにおいてビデオを受信しながら見ることができるようにする(すなわち,受信端末へのビデオ・データの保存を無用にする)技術。
これによって,データ量が膨大な長時間ビデオをインターネットで見ることができるようになる。
ブロードバンド化の急速な進行により,本格的な応用ができるようになってきた。
方式
マルチキャスト方式(インターネット動画像ストリーミング放送)
同じデータを同時に放送
ネットワークに流れるデータ量が少ないので安定して受信できるが,放送時間が決まっている。
リアルタイム(中継)/ノンリアルタイム
オンデマンド・ユニキャスト方式
ユーザーに個別にデータを送信
通信速度と画質の関係
200〜500kbps で,VHS 並みの動画像がパソコン上で見られる。
500kbps では,実写映像の場合はテレビと比べて劣化が目立が,アニメやCGなら十分に実用的。
ストリーミングのしくみ
ストリーミング・ソフトには,サーバー・ソフトと再生ソフト(プレーヤ)がある。
映像配信は,サーバーとプレーヤが操作用の制御情報をやりとりしながら進められる。
この制御情報は TCP/IP で運ばれる。
一方,ストリーミング・データは,UDP/IP で運ばれる。しかし,これではファイアウォールを越えられないという問題を生じた。そこで現在は,Webアクセスに対する応答パケットとして,HTTPプロトコルを使って送信できるようにもなっている。
(
ファイアウォールを越える
)
UDP/IP,HTTP のどちらのプロトコルでデータを配信するかは,プレーヤ側で決められる (プレーヤにHTTPを利用するように設定する)。
RealPlayer (RealNetwork) の場合
[表示] メニューをクリック
[環境設定] を選択
[転送] タブをクリック
[最適な転送方法を自動選択] ボタンをクリック
[自動設定] ボタンをクリック
[自動転送の設定] ウィンドウで「OK」を選択
自動判別がうまく動かないときは,HTTPのみを使うように設定する。
HTTP を使ったときの映像品質は,HTTPヘッダーやTCPの処理負荷が加わる分,UDP を使ったときより多少落ちる。
Animax On Demand (ソニー・ピクチャーズテレビジョン・ジャパン (SPTVJ/) )