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Gの上の文変形システム
U=(
S,
D),
S=(
G,σ,
R)
は,以下のようになる:
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G=(
NV,
TV,
P,
SEN):
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NVは,述語論理の NVに
NUM,N | :数項シェマ記号の生成に関する
| NVR | :数変項シェマ記号の生成に関する
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を追加したもの。
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TVは,TVと述語論理のTVの合併に
num | : 原初数項シェマ記号
| nvr | : 原初数変項シェマ記号
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を追加したもの。
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Pは,述語論理のPに,以下を追加したもの(註):
TRM | → | NUM
| NUM | → | NVR
| NUM | → | NUM′
| NUM | → | NVR
| NUM | → | 1
| NUM | → | N
| N | → | N1
| N | → | num
| NVR | → | NVR1
| NVR | → | nvr
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σは,述語論理のσに
を追加したもの。
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R,Dは,述語論理のものと同じ。
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U=(S,D) については,Uの変更に対応する変更を行なうことの他に,つぎの“自然数の公理”を追加する:
(N0) num=num1 → num′=num1′
(N1) ε→ ¬(num′=1)
(N2) num′=num1′→ num=num1
(N3) sen[nvr↓1]∧(sen⊃sen[nvr↓nvr']) → sen
ここでの (N1),(N2),(N3) が,“ペアノの公理”と呼ばれているところのものである。
(註) このとき,
num | , | num1 | , | num11 | ,・・・・
| nvr | , | nvr1 | , | nvr11 | ,・・・・
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が数項シェマ記号,数変項シェマ記号の全て。
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