Up 伐木 作成: 2024-02-17
更新: 2024-02-17


    「おじいさんは山へ柴狩りに」
    「おじいさんは山へ木を伐りに」でないのは,昔はおじいさんに伐木は無理なことだったからである。

    今はチェーンソーというものがあるので,伐木はおじいさんにも可能である。
    切り倒した木の枝払いも,チェーンソーでできる。


    問題は,運搬の方である。
    運べる大きさに枝・幹を分解しても,生木は重いのである。
    重くしているのは,含まれている水。

    乾燥すれば軽くなるわけだが,山林に放ったらかしにするのは乾燥にならない。
    雨,地表の湿気,木を腐らせる生物により,水分はさほど抜けない。
    そして山林は,湿度が高い。
    放ったらかしにした枝・幹は,乾燥ではなく,むしろ「苔むして腐る」の方に進む。

    というわけで,重さと格闘して少しずつ運ぶといことになる。
    しかしタダだから,気はラクである。


    積む作業も,気楽にやれる。
    買った薪は高価なので劣化が気になるが,山で伐った木が元なら劣化は気になるものではない。

    ただし,雨で濡らさないために,屋根を設ける必要がある。
    この屋根は,壊れてよいものである。
    「壊れたらつくり直す」でやって行けばよい。