Up | ラメット ramet,ジェネット genet | 作成: 2021-11-23 更新: 2022-02-04 |
つぎは,ブルーベリーの「クローン成長」の観察: |
体の更新であり,体の「新陳代謝」の一形態である。 そのラメットは,地下茎を切断して単体にしたものを土に挿せば,成長する。 ただしその成長は,当然だが,ジェネットの一部であるときの成長に比べ,はるかに劣る。 クローン成長は,樹木においても広葉樹なら一般的である。 針葉樹では,イチイがクローン成長する: 大きなものでは,カロリナポプラのクローンコロニー "Pando" が例になる。 アメリカ ユタ州 Fremont River Ranger の "Pando" は,1個の雄株の地下茎から 40,000 本の幹が発し,サイズが 43.6 ha,重量が 6,000トン。 ジェネットは,全体で一つの木である。 木々 (遺伝子型の異なる個体たち) の群集ではない。 このアタリマエのことをここで改めて取り上げておこうと思ったのは,「クローン成長」を知らなくてそれを
── 木々はその一本一本が友情でつながっている」 しかもこれが,荒唐無稽とは受け取られず,つぎのように絶賛されているとのこと:
日本人は欧米と「協調」イデオロギーに弱いので,学校でこれを教材にするところが出てくるかも知れない。
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