3.5 歴史観



プラグマチティストが反対する考え方


プラグマティストの考え方

予定された目標──予め何らかの仕方で設けられた目標──に向かう過程として,“人間の進歩”を捉える。 種の自己創造──際限のない自己再定義の過程──として,“人間の進歩”を捉える。
歴史とは,非人間的実在との正しい関係に入ろうとする人間の試みが次第に成功をおさめいく過程。 歴史とは,人間が次第に複雑なものになってていく過程。
探究は一点に収斂する運命にある。 過去に関する物語は,後知恵を使えば,進歩の物語として語ることが可能である。
このことは,外で待っている目標に自分たちがより一層近づいたことを,意味しない。
探究は収斂すべきである。 探究を収斂すべきであると考える理由はない。