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教職員の自助/協力体制の構築
作成: 2004-02-08
修正: 2004-02-21
わたしは,岩見沢校の情報システム管理を担当する者の一人として,教職員の自助/協力体制の構築を,ネットワーク運用管理業務の効率化・省力化の最も大きな要素と見ている。そしてこれを,つぎの内容で考えている:
指導・教育によって,ユーザを「手のかからないユーザ」に変える。
ネットワーク運用管理業務のユーザ・インタフェース部分 (仕事量がひじょうに大きな部分!) で,ユーザに協力してもらう。
ここで,「手がかからない」と「協力」は,特に区別できることではない。実際,「手がかからない」には,明示的な協力作業があり,そして明示的でないものもシャドー・ワークと見ることができる。
岩見沢校において管理者がユーザに求める/希望する協力には,以下のものがある:
自分が管理者になっているネットワーク端末(コンピュータ,ネットワーク・プリンタ)の実際管理
管理下のネットワーク端末の報告(機種,物理アドレス,DHCP/固定IP,設置場所),これの異動の報告
ネットワーク端末の導入においては,独りでそれを正しくインストール
DHCP の設定,あるいは固定 IP の申請と設定
結線を正しく行う(特にハブ周りに関して)
セキュリティ対策
コンピュータ/プリンタの機器自体のトラブルは,独りで処理する
無線LAN構築では,慎重な運用・管理,十全なトラフィック監視
ネットワーク障害の報告(自分のまわりのチェックと適切な形の報告)
受発信パケットの量に関する配慮(メールの添付ファイルのサイズ等)
ホームページを運用の場合は,適切な運用・管理
パスワードの管理
等
そしてこれらのことの実現のために,つぎに述べる「教員用ポータルの活用」を実践している。