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トラフィック監視ツールの作成
作成: 2004-02-21
更新: 2004-02-21
この論攷の最初に,ネットワーク管理の効率化・省力化の要素の一つとして「管理インタフェースのウェブによる一元化」を挙げた。これに関しては,「ネットワーク機器/端末管理簿」のほかに,トラフィック監視ツールをウェブベースで作成しているので,これについてもここで報告しておく。
ツール自体は単純であり,基幹ルータ (Cisco 7505),センタスイッチ (Alpine 3904),各フロアスイッチ (Cisco 2950/3524XL) のすべてのポートにつき,それを操作パネル的に table のセルで表現し,セルのクリックでトラフィック表示のページへ跳ぶようにしたもの,および,ポートのトラフィックが「グラフの対照」という形で表示されるようにしたものである。
各ポートのトラフィックを表示するグラフは,MRTG (http://www.mrtg.jp/en/) が生成する。──生成のしくみ:ネットワーク機器にSNMPでデータを問い合わせに行き,返された値をグラフにする (さらに htmlファイルに書き出す)。
このシステムにより,(a) トラフィックの随時チェックが飛躍的に楽になり,また (b) トラフィックの輻輳という事態に対し,多量パケットの発生あるいは呼び込みの元になっている箇所を簡単に特定できるようになった。
図5: トラフィック表示ページ