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ウェブ・ベースのユーザ・ワーキングを実効させるための要点
作成: 2004-02-22
更新: 2004-02-22
ウェブ・ベースのユーザ・ワーキングの実現については,今回の形のものの他に, [1], [2] のような形でも取り組んできている。その経験の中から,つぎのことを「ウェブ・ベースのユーザ・ワーキングを実効させるための要点」と感じている。
待機的なやり方では,進捗しない。軌道にのせるためには,いろいろな形のプッシュを根気強く行うことが必要。
ユーザに自助・協力の必要感をもたせる働きかけの工夫。
ユーザ自身が利便性を感じること。そのための合理性提示とウェブデザイン。
ユーザが行いそうなあらゆる (誤) 操作を想定し,それの対策をプログラムの中で講じておく。
ユーザは,システム構築者が期待するようには作業マニュアルを読まない。読ませる工夫が必要であるとともに,作業マニュアルをきちんと読まない者にもトラブルを起こさせない──また作業マニュアルに依存せずに済ませられる──ウェブデザインが必要。
システム設計にバグはつきもの。また,当初はシステムの不具合がいろいろ発見されてくる。ユーザーのシステムに対する不信感を生まないために,逐一即刻対応し解決していくことが重要。
仕様の変更,部品の変更は,システムのいろいろなところに波及・影響する──新しいバグ/不具合を生む。この新しいバグ/不具合は,システム作成者には気づかれにくい。ユーザーからの即刻のリアクション,フィードバックが頼みになる。これが実現するためには,普段からのユーザーとのよい人間関係構築が重要になる。