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4-1 「錐」



 「錐」とは,対象を「底」,「頂点」,「ファイバー」でとらえる見方である。すなわち,「底の各点と頂点を結ぶファイバーの全体」という見方であり,このとき各ファイバーが1点ではないこと,また互いに頂点以外で交わらないことが条件である。



 これは,生活者の通念になる「錐」の形式化であるが,いったん形式化すると「錐」の通念をこわすようなものが「錐」になってしまう。例えば,以下の4つの図はいずれも「錐」と見ることが可能である:


実際,


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