生活実践の中の自然数の加法は,つぎのような形に数学化される:
1°x+1=f(x);
2°x+(y+1)=(x+y)+1
(言い換えると,x+f(y)=f(x+y)).
このとき,例えば 4+3 の計算はつぎのようになる:
4+3=4+(2+1)=(4+2)+1
=(4+(1+1))+1=((4+1)+1)+1
=(5+1)+1=6+1=7
(あるいは,=4+f(2)=f(4+2)=f(4+f(1))=f(f(4+1))=f(f(f(4)))=f(f(5))=f(6)=7)
加法+は,順序関係≦とつぎのように関係している:《x≦yであるためには,x+z=yとなるzの存在することが必要十分》