このような仮説としては,差し当たりつぎの二つが考えられる:
(a),(b) は,現在“ストラティジー指導”と称されているものの観察から遡行して得られる。実際,ストラティジー指導では
(B) ストラティジーを暗黙のままにする しかし (b) は,本来,合理主義的オリエンテーションからは外れる。合理主義的オリエンテーションは法則定立的オリエンテーションであり,“行為の内的表象”では法則の定立が望めない。 そして,(b) が退けられるとき,(B) の形態の指導がストラティジー指導から退けられることになる。 (註) 即ち,学習者の前でストラティジーをストラティジーとして直接ことばに表わし,これを標語のごとく学習者の内に浸透させる。 |