Up
科目の授業構成:自己完結的
作成: 2004-01-14
修正: 2004-01-21
専門性指向,「本質/価値 - 連関」中心の指導,課題解決(仕事達成)型学習を要件とする「情報デザイン能力の育成」においては,各科目が,つぎの意味で,自己完結的 (self-contained) に授業構成されていることが肝要である:
既習として使うこと(技術を含む)は,その都度レビューし,確実にできるようにする。
科目の各主題について,それに先行する内容と後にくる内容をていねいに概説し,前後の展望のもとにその主題の本質/価値がつかめるようにする。
課題は,成果が本格的なもの(社会的に通用するもの)になるように設計する。
実際,教科教育コースでの「情報デザイン能力育成」は,授業に至るのに必要な情報デザイン(主題,授業構成,教材,授業パフォーマンス等のデザイン)を学生に自己鍛錬させることが主となる。したがって学生は,その科目の主題内容をその都度十分に見通すことができ,技能もその都度十分に持ち合わせていなければならない。そしてこうなるために,各科目はそれぞれに自己完結的であることが必要となる。他の科目に依存する体で立っているようではいけない。