10年目研修 「算数/数学科の授業設計と数学理解」  


    教員の「修行」は,つぎのように要約されます:

      教員は,自分の授業をつぎのように思っている:
      1. 自分は,指導内容をわかっている者である。
      2. 自分は,指導内容を教えている。

      しかし実際は,
      1. わかっているつもりに過ぎない。
      2. 教えているつもりに過ぎない。

      よって,つぎの2つのことの修行が必要になる:
      1. わかるようになる。
      2. 教えられるようになる。


    そこで,本研修ではつぎのことを課題にします:
      1. "分数" と "正負の数" がわかるようになる。
      2. "分数" と "正負の数" を教えられるようになる。


    「A. "分数" と "正負の数" がわかるようになる」 に対し,

    1. 研修生は,『「数」早わかり』を予習してくる。
    2. 8月11日(月) の時間枠で,"分数" と "正負の数" の理解を確実にする。

    「B. "分数" と "正負の数" を教えられるようになる」 に対し,

    1. 研修生は,"分数" 担当グループと "正負の数" 担当グループに分かれて,13日(水) までに,主題の意味・論理に忠実でしかも定石的な「"分数" と "正負の数" の授業ストーリー」を立ててくる。
    2. 13日(水), 13:00-16:30 の時間枠で,授業案を検討する。
    3. 15日(金)まで,授業案の推敲。
    4. 15日(金)に,"分数", "正負の数" の授業案で模擬授業を行いながら,指導法を学習する。