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2.2 世界(リアル)と仮構(フィクション)



 「形」は仮構(フィクション)である。人は世界(リアル)に対し形を勝手読みする。「形」は世界に属するのではなく,人に属する。「形」は人の作品である。

 「形」は規範である。人は生活において「ものの白黒」──真偽,正誤,優劣,善悪,等──を必要とする。そして本来「白黒」のない世界(=混沌)に白黒を作為する。これが「形」の導入である。

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