- 形Aに対しては,論理の上で,それの内包(含意)と外延を考えることができます。
- 「Aの内包(含意)」とは,Aに含まれている意味のことです。
言い換えると,Aの意味から導き出すことのできる言明(命題)のことです。
- 「Aの外延」とは,意味の一部としてAを含む対象全体の集合のことです。
- 形Aが形Bを内包(含意)しているとき,形Aの外延は形Bの外延に含まれます(言い換えると,形Bをした対象は形Aをしています)。
- 例えば,「円板」は「錐」を含意しています。したがって,「円板」の形をしたものは「錐」の形をしています──日常的な言い回しで言うと,円板は錐です。
- 形Aからそれの含意を求めるプロセスは,「演繹(推論)」に他なりません。