単位質量が,Sの点 \( {\bf a} \) から \( {\bf b} \) へ移動するときの仕事は,つぎの線積分で表される:
\[
\int_C \left(
\frac{\partial f({\bf x})}{\partial x} {\bf X}_x({\bf x}) \,+\,
\frac{\partial f({\bf x})}{\partial y} {\bf X}_y({\bf x}) \,+\,
\frac{\partial f({\bf x})}{\partial z} {\bf X}_z({\bf x})
\right) \,
d{\bf x}
\]
積分は,移動の始点・終点の \( {\bf a}, {\bf b} \) のみで決まり,移動経路 \( C \) に依存しない。
この積分を,つぎのように捉える:
《 |
単位質量が \( {\bf a} \) にあるときと \({\bf b} \) にあるときとでは,この仕事分の「位置エネルギー格差」がある》
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そして,積分が経路に依存しないことから,つぎのように捉える:
《 |
Sの各点に,位置エネルギー準位が定まっている》
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