1.2 “数/量”の主題──形式の探求



 本論の立場では,“数/量”の主題は“図形”の主題と基本的に変わらない。即ち,《形(形式)の探求》である。

例:
  1. “自然数(系列)”は,異なる対象であるところの


    等に対して一様に見られた形である。

  2. “数”は,異なる対象であるところの自然数,分数,整数,有理数,実数,複素数等に対して一様に見られた形である。

  3. “長さ”は,異なる対象であるところの(ひも,+),(道,+)等に対して一様に見られた形である。

  4. “量”は,異なる対象であるところの長さ,重さ,容積等に対して一様に見られた形である。