- 「数直線」は,つぎのようにつくります:
- 直線を引く。
- 直線上で,任意にもう1点をプロットし,「1」と書く。
これでできあがりです。
これ以上はありません。特に,数をさらに目盛る必要はありません。
考えてみて下さい。このほかにどの数を目盛ればよりよくなるんでしょう?
「2」ですか?「-5/3」ですか?
これといった数は,ないですね。
- 数直線の在り方(存在様式)は,
「各々の数の位置は,その都度生成的に求められる」
というものです。
「2」の位置はどのように決まるのでしょう?つぎのように決まります:
同様に,「-5/3」の位置はつぎのように決まります:
(「1は0の右側」という強い思いこみも見られますので,ここではわざと1を0の左側においています。)
- 「基準」には,数「0」がきます (0を置くと<びったり>となります)。
上のやり方で,「大きさのない量」をイマジナリーに操作──ということで,これを飲み込んでください。