5.4 分数,整数,有理数
分数の系,整数の系,有理数の系は,ともに順序構造を伴う数の系になる── (
,+,×,≦), (
,+,×,≦),(
,+,×,≦)。
(
,+,×,≦) については“アルキメデス(Archimedes)の公理"と呼ばれるつぎのことが成り立つ:
任意のx,y∈
に対し,x×n>yとなるn∈
が存在する.
(
,+,×,≦) は,順序可換環になる。
(
,+,×,≦) は,順序可換体になる。また,“アルキメデスの公理”を満たす。