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「角度」の定義
「角度」を定義するためには,その前に「角(かく)」を定義しなければなりません。
角は,端点を共有する2辺のつくる形と定義されます。 (
「角(かく)」
)
角を見ると,自ずと2辺の開き具合が意識されます。
これを量として見て,「角度」と名付けます。
2辺の開きは,2通りに見ることができます:
この「見方に2通り」は,生活の上ではあまり混乱をもたらしません。実際,「角」は「尖っている」ものであり,「尖っている」が実現されるように角度が選ばれるからです。すなわち,180度より小さい値になる方が「角度」です。
しかし,数学では,2通りの見方は対等であるべきです。
そこで,2通りのうちのどちらであるかを明示することが,角度を考えるときのルールになります。