Up 「リーマン曲率」の主題の意味 作成: 2018-01-20
更新: 2018-03-05


    「リーマン多様体」は,「空間の歪み」を主題化しようとする「多様体」である。
    このときの「空間の歪み」は,「歪みが目に見えない歪み」である。

    「歪みが目に見えない」の意味は,
      「歪みは,<別の場所に移動し,そして行程を省みる>によって現れるもの」
    である。


    「リーマン多様体」は,超越論である。
    目に見える歪み──球面,円筒面の類──は,「リーマン多様体」の内容になるものではない。
    それは,ユークリッド幾何学ないし通常の多様体論の内容である。


    「空間の歪み」を計量する形式は,「曲率」である。
    「空間の歪み」を主題化しようとする「リーマン多様体」は,「曲率」が中心主題である。