Up おわりに 作成: 2009-09-19
更新: 2011-10-20


    数学を勉強して何の役に立つ?」を問われたとき,どう答えるか?
    自分がつくる答えは,学校数学に対する自分の考え方 (主観) を顕す。

    本論考は,<数学=道具>に類する考え方を退けて,<数学=食物・運動>とし,数学を勉強する意味はカラダ (傾向性) づくりであるとした。 数学の勉強が役に立つか立たないかは,「数学を勉強するとしないとで,カラダの成長がどう違ってくるか?」で答えることになる。

    そこで,つぎが課題になる:
      「数学の勉強がつくるカラダ (傾向性)」の論述
    「このカラダの重要/必要性」の論述
    そして,本論考は,これらの論述を課題化したところで終わる。

    課題とした論述は,表象主義 (「カラダの実体の上に現れる意味は,ことばに写像される」) ではやれない。 ──しかし,表象主義でやれないとは,ことばが使えないということである。
    論述の課題は,「無記」「語り得ぬものについては,沈黙しなければならない」の地平に立てることになる。このときの論述とは?
    本論考に続く論考で,これを探る。