一単位時間の授業は,一題材についての授業であることが原則。
授業は,つぎのように構成する:
- 導入
- 生徒に,既習事項(どこまで学習が進んできているか)を想起/確認させる。 (授業の出発点)
- 本時の授業で何を学習するか伝える。 (授業の到達点)
- これから山登りをさせる生徒に対して,必要装備を確認したり,前もって行程を知らせたり,その他必要な注意を行う局面。
- 展開
- 山登りで,生徒の後押しをしたり,引き上げたりする局面。
- まとめ
- 授業のまとめ(結論)を明確に示して,何を学習したかを生徒に確認させる。
- 山登りで頂上に到着した生徒に対して慰労し,行程を振り返させる局面。
したがって,テンションを抑えめにする。
また,新たに学習作業を加えるようなところではない。
授業をこのように構成することは,生徒のためばかりでなく,教師のためになる。
実際,授業の出発点と到達点を知ることによって,生徒も教師も授業中に道を見失うことから免れることができる。
|