代数式あるいはプログラムで記述される関数は,「一意対応」としての関数の指導が済んでから導入します。
ところで,「代数式あるいはプログラムで記述する」の意味を,あなたはここまでに理解してきていますか?
ここで改めて確認するとしましょう。
関数を代数式あるいはプログラムで記述するとは,
- 入出力の対応において,代数式あるいはプログラムで記述可能な「きまり」が認められる;
- そして,これを書く
ということです。
そして,「この関数を きまりで表現してみようかな」という気持ちに進むのは,つぎの2つの場合です:
- 「きまり」で表すと,具合がよい。
- 「きまり」で表す以外に,表す方法がない。
例えば,
- 平成年と西暦年の対応は,代数式 「平成年+2000ー12」で頭に入れておくと,平成年西暦年対応表が要らなくなる。
- 落下運動の記述で,経過時間と落下距離の対応は,代数式で表すしかない。(表やグラフだと,部分の切り取りにしかならない。)
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