Up 「面積」の概念 作成: 2013-07-31
更新: 2013-07-31


    「面積」の概念の導入として,つぎのことを指導する:
    • 「広さ」のことばで表現している量がある。
      これは,既習の量とは違うタイプの量である。
    • この量を,算数 (数学) では「面積」と呼ぶ。

    ○ シナリオ
      T: ここに,日本地図がある。都道府県が書かれている。
      北海道は,他の県をくらべてどう?
      P: 大きい。
      T: これまで大きさとして,「長さ」「重さ」「かさ」「時間」を習った。
      いまくらべている大きさは,このうちのどれかか?
      P: 違う。
      T: この大きさの言い方は?
      P: 「広さ」。
      T: この机の面は,その机の面より大きい。
      この「大きい・小さい」も,「広さ」のことを言っている?
      P: そう。
      T: これから勉強する「面積」とは,「広さ」のこと。
      算数 (数学) では,「広さ」のかわりに「面積」という言い方をする。
      「長さ」「重さ」「かさ」「時間」のつぎに登場する「大きさ」(量) は,「面積」。