黄金比 (= (1+√5)/2) は,つぎの連分数である:
そこで,これの延長として,「つぎの連分数はどうなるんだろうか?」となりそうである。
結論から言うと,これは 1+√2 になる。
以下に解説するが,√2 の連分数表現がつぎのようになる:
そしてこれに1を足せば,先の連分数になるわけである。
√2 の連分数表現は,ユークリッド互除法をつぎのように行うことで得られる:
- 正方形で,辺が対角線にいくつ入り,そしてそのときの余りは?
- 1つ入って,余りが出る:
- 余りは,もとの辺にいくつ入入り,そしてそのときの余りは?
- 余りと同じ長さの線分が,つぎのようにとれる:
- つぎのようにして,2つ入って,余りが出る:
- この余りは,もとの余りにいくつ入り,そしてそのときの余りは?
これは,3 と同じ形になっている。
よって,この「ユークリッドの互除法」は永遠に続く。
よって,√2の連分数表現として,つぎを得る:
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