- 「量測定」とは,量を「単位の何倍」の形に表現することです。
- 「測定」とは,つぎの行為を指すことばです:
量を「ある量の何倍」という形に表現する
(「何」には,ある数が入る)
- 量aを「量uのn倍」と表現したとき,uは「単位」,nは「(単位uに対するaの) 測定値」と,それぞれ呼ばれます。
以下では,「単位の何倍」と同じ意味で,「単位×数」の言い回しも使うことにします。ここでの「×」は倍作用です。乗法の「×」と混同しないよう注意して下さい。
- 数学は,この表現が与えられているところで議論します。
即ち,この表現を得る/つくる実践:
- 「このような量は,何をどのように使うことで測ることができるか?」
- 「このような場合,量の表現はどのような形にするのが適当か?」
は,数学の外にあります。
- 一方,学校数学(特に算数)では,この実践は重要な主題になります。