「複素数」で対象とする「量」
「正負の数」は,「正逆2方向の量」を対象にした。
「正逆2方向」は,「直線上自由」と読むことができる。
このとき,「直線上方向自由」の延長 (次元拡張) として,「平面上方向自由」が考えられてくる。
この「平面上方向自由の量」に対応する数が,「複素数」。
「平面上方向自由な量」とは,平面上の移動/シフト,すなわち向きが360度自由なベクトル。
この「量」では,(1) ベクトルに対する実数の倍作用と,(2) ベクトルの和が,つぎのように定義されている: