- 量表現の言い回しの簡略化
- 「もとにする量の何倍」の「もとにする量」に名前を与えることで,量表現の言い回しを簡単にできる:
- もとにする長さに「ア」と命名すると,「もとにする量の3倍」は「アの3倍」となり,さらにこれを短くした「3ア」が使える。
- 「単位」
- 「もとにする量の何倍」の「もとにする量」の言い替えとして,「単位」ということばを使う。
注意:「単位」の意味で「基準」ということばを使うのは,間違い。
- 単位は,任意に決められる。(単位はこれでなければならない,というものはない。)
- 実用の目的から,公的な単位が固定・命名される。
- 社会生活の都合から,公的な単位が決められる。
- 長さの公的単位:「メートル」「尺」「フィート」など
- 量表記の分析
例:3m (メートル) の分析
「3m」とは,m の3倍のこと。
注意 : |
「m の3倍」であって「1m の3倍」ではない。
──「1m の3倍」の言い方は,循環論法になる。
実際,1m は m の1倍。これを「1m は 1m の1倍」というのは,循環論法。
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