Up | 比例関係への抽象 | 作成: 0000-00-00 更新: 2010-12-20 |
比例関係は,2つの量(系) の間の2量関係です。 比例関係の代表的な例に,「速さ ( 速度)」があります。 「速さ」は,それ自体としては存在していません。 リアルに存在しているのは,あくまでも物体の運動であり,それにわたしたちが速さを感じるわけです。 そして,ここで感じた「速さ」を,さらに時間と距離の対応関係に抽象します:
最初のリアルとそこから読み取った形 (「比例関係」) の間には,著しいギャップがあります。 それは自然な見方というものではまったくありません。 「見えないものを見る」営みの顕著な一つが,ここにはあります。
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