分数を半直線上に配置することができます。
すなわち,つぎのような対応をつくることができます:
「任意の数に対し,それに対応する半直線上の一点が決まる。」
方法は,つぎのようになります:
- 半直線を書く:
- 端点を「基準」とする:
- 線分を任意の長さに書き,「単位」とする:
- 2 に対応する点を求めるとしよう。
単位の2倍の長さの線分をつぎのように置く:
- そして,つぎのように決まる半直線上の点を,2に対応する点とする:
- 同様に,5/3 に対応する点はつぎのようになる:
- 基準の点と対応する数はあるか?
数を0に近づけると,対応する点は基準の点に近づく:
- よって,0に基準の点が対応している:
(0の存在しない数の系では.「基準」のところに来る数はない。)
なおこの対応は,つぎのようになっています:
|