複素数は,<平面上方向自由な向きと大きさをもつ量>の比を表すものとして,つぎの2つの情報で構成されていました:
- 向きの変換に関する情報: 回転の大きさ(角度)
- 大きさの変換に関する情報: 大きさの比
向きの変換に関しては,最初は −60゜の回転でつぎは +20゜ですから,あわせて ((−60)+(+20))゜になっています。
大きさの変換に関しては,最初は 3/2 倍でつぎは 4/5 倍ですから,あわせて 3/2 × 4/5 倍になっています。
よって:
これから類推して,求積の公式がつぎのようになることがわかります:
- 向きの変換のパートは,和。
- 大きさの変換のパートは,積。
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