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「真分数・仮分数・帯分数」は虚偽概念だ！

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「分数」のアイデア(思想) は 「自然数一つでは表現できない倍を，２つの自然数の組で表現する」 です。したがって，「真分数・仮分数」の区分は無意味です。 しかもこの区分は，「仮分数は帯分数に直さねばならない」みたいな指導が起こるに至っては，「無意味」にとどまらず「害毒」です。 「分数」は，実際に生活で使われることはありませんし，ことさら使う必要もありません。「分数」が指導される理由は，数学の基本的な構成要素であること，そしてアイデア(思想) としてのそれの価値です。この数学的意味，アイデア(思想) を，大事に扱わねばなりません。 「真分数・仮分数・帯分数」の導入は，分数のアイデア(思想) を見えなくすることにしか効きません。これらはなんとか，教科書の内容から無くしていきたいものです。