Up 「平方根」の意味,根号の使い方  




    実数の世界では,任意の正の数nに対して,「自乗するとnになる数」が存在し,かつ正と負の二つが存在します。
    このうち正の方を,√n と書きます。すなわち,
「自乗してnになる数のうち正の方」
    という(長い)言い回しを,スッキリ短くした表現が
√n
    です。

    「自乗してnになる数のうち負の方」は,「自乗してnになる数のうち正の方」と対称です。したがってそれは,
「ー(自乗してnになる数のうち正の方)」
    すなわち
ー √n
    です。

    √n の記号法は,初学者のカラダになかなか入っていきません。ていねいな指導が必要です。