6.2.1 量としての数──数の系からの量の系の導出
“数の系(N,+,×)に応ずる量の系”の定義に用いた系((N,+),(N,+,×),×)はそれ自身量の系となるが,これを“量としての数”と呼ぶことにする
(註)
。
(註) “量としての数”の発想は,体(N,+,×)からベクトル空間((N,+),(N,+,×),×)を導出する発想(周知のもの)に準ずる。