Up | English 超平面  


  • 3次元の空間を考えてください。
    この空間の点の座標は,(x, y, z) の形をしています。

    ここで,z を固定して──例えば 2 にして── x, y を自由に変化させてみます。
    さて,このときの点 (x, y, 2) の全体は,どのようになるでしょう?

    平面になりますね。

    つぎに,y をさらに固定して──例えば −1 にして── x を自由に変化させてみます。
    このときの点 (x, −1, 2) の全体は,どのようになるでしょう?

    直線になりますね。

    さらに,x も固定してしまうと?

    点になりますね。

    このように,座標の自由度をおとしていったときにできる点の集合 (とそれに同型な集合) を,この空間の「超平面」といいます。

    • 平面は,自由度が2ですので,2次元超平面と呼びます。
    • 直線は,自由度が1ですので,1次元超平面と呼びます。
    • 点は,自由度が0ですので,0次元超平面と呼びます。

  • 2次元の空間 (「平面」) でしたら,超平面はつぎのようになります:
    • 直線:1次元超平面
    • 点:0次元超平面

  • 1次元の空間 (「直線」) でしたら,超平面はつぎのようになります:
    • 点:0次元超平面