Up 度数分布の定義 作成: 2014-06-08
更新: 2014-06-13


    連続─重み付き型の度数分布を考える資料は,<重み付き資料>である。
    そして度数分布は,「重みと度数の対応」である。

    ただし,連続型では,「重みと度数の対応」は「重みの階級と度数の対応」になる。
    即ち,重みの階級を導入し,各階級に対し,その階級に収まる資料の個数(度数)を対応させる。 ──また,この度数を「階級値」と呼ぶ。




    米粒の重さの分布を求めるとする。
    例えば,100粒を選び,一つひとつの重さを記録する。
    記録のつぎは,分布の表現である。
    表現方法は,つぎのものに収まる:
      1粒の重さの階級をつくって,「△グラムから□グラムの間の重さの米粒は○個」の表ないしグラフをつくる。

    この表現は連続型である──重さは連続だから。
    そして連続型は,上のように「階級」の考えが必要になる。
    実際,米粒には,一つとして同じ重さのものはない。
    「△グラムの重さの米粒は○個」で表ないしグラフをつくれば,一つの重さに対応する個数は 0か1である。
    このような表ないしグラフは,明らかに気が利かない。
    こうして,「階級」の導入となるわけである。