Up 「学生が泣く」は,<虐待>問題に 作成: 2008-06-21
更新: 2008-06-21


    女子学生には,窮すると泣くタイプの者がいる。
    (いまのところ,男子学生では,窮すると泣くタイプの者はまだ現れていない。)

    <窮すると泣く>と<窮しても泣かない>は,個性であって,その違いは本質的なものではない。 しかし,実際場面では,「学生が泣く」はやっかいである。
    すなわち,いまの時代,「学生が泣く」は容易に<虐待>の問題にされてしまう。

    実際,「学生が泣く」という言い方をすると「学生の勝手」のニュアンスになるが,「学生を泣かせた」にすると「虐待」のニュアンスになる。すなわち,つぎのようになる:

      まともな教員は,学生を虐待しないから,泣かせることはない。
       学生が泣いたのは,虐待したからであって,教員がまともでないからである。

    いまは教育現場もすっかり事なかれ主義の風潮になっているので,この場合学生が訴えれば,教員はオンブズマンにかけられ,相当高い確率で「アカハラ」の廉(かど) で処分されることになる。