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エスカレータに乗る感覚
作成: 2008-06-21
更新: 2008-06-21
学生は,「エスカレータに乗る」という感覚で課程を通過することに,これまで慣らされてきている。
そこで,「新しいエスカレータに乗る」が,進学のイメージになる。
──指導教員やコースや授業が,このエスカレータである。
実際には,大学院に入るとは,つぎの境遇に自分を置くことである:
目の前に急斜面が現れ,
いまから自分の手と足を使ってこれを這い登っていかねばならない。
学生は,このような境遇のイメージをもたないで,大学院に入ってくる。