Up 大学が担当する意味 作成: 2008-08-18
更新: 2008-08-20


    研修生教員は,「実際的・実用的な内容」を希望してくる。
    しかしこの場合,「実際的・実用的な内容」を言わせているものは,教科専門性の弱さである。 ( 学校教員が数学と疎遠でいる構造)

    また,彼らのいう「実際的・実用的な内容」にそのまま対応することは,
      「教員の職場 (学校) が教員の研修の場になっていない
       ──すなわち職場には OJT (on the job training) が無い」
    と定めることになってしまう。

    よって,大学を場とする研修は,彼らのいう「実際的・実用的な内容」にそのまま対応するものであってはならない

    大学を場とする研修は,教科別の構成ならば,「教科専門性の意味を教える研修」の他ではあり得ない。
    それは,どのようなことをするのか?
    基本形は,授業設計や模擬授業を課題にして,つぎのことをわからせる:
    <教科専門性>とは,どのように授業を設計し,授業を行う能力のことか?