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「数学教育現代化運動」
作成: 2013-07-04
更新: 2013-07-04
学校数学は,「人材育成 → 国力増強」の国策である。
「数学教育現代化運動」は,「冷戦時代」を背景に,このことをてらいなく唱えた。
「数学教育現代化運動」の「
学校数学は何のため?
」は,つぎのようになる:
生徒は,現代数学を勉強する
生徒は,数学の応用力を身につける
生徒は,数学を応用する
国/社会は,科学技術力の増強を得る
しかし,現実はこのようには進行しない。
生徒に現代数学を教えることのできる者など,いなかったからである。
そしてそれ以前に,生徒に現代数学を教えるとはどれほどのことかを理解している者が,いなかった。
参考 :
『算数・数学科は,教員の授業力がなぜ低い』