Up マクロ数学教育学──定立と方法 作成: 2014-09-06
更新: 2014-11-13




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作成: 2014-09-23
更新: 2014-11-13


    
   導入

  はじめに


 1 「マクロ数学教育学」の定立

 1.0 要旨

 1.1 学校数学のマクロ現象の観取
  1.1.0 要旨
  1.1.1 「何でもあり」の観取
  1.1.2 「同じことの繰り返し」の観取
  1.1.3 「「よくする」の無効」の観取
  1.1.4 「無意義」の観取
  1.1.5 「マクロ」の捉え

 1.2 学校数学のマクロ系は,生態系
  1.2.0 要旨
  1.2.1 学校数学は,生態系
  1.2.2 生物種の多様性
  1.2.3 「何でもあり」を現す

 1.3 生態系は,自己維持系
  1.3.0 要旨
  1.3.1 自己維持──<攪乱と均衡回帰>で代謝
  1.3.2 「攪乱」のいろいろ
  1.3.3 「同じことの繰り返し」を現す
  1.3.4 比較:経済──景気の波

 1.4 自己維持系は,是非/進歩と無縁
  1.4.0 要旨
  1.4.1 是非と無縁
  1.4.2 進歩と無縁

 1.5 「マクロ数学教育学」の措定
  1.5.0 要旨
  1.5.1 「是非/進歩と無縁」の学
  1.5.2 「マクロ数学教育学」
  1.5.3 「する」と「なる」


 2 「マクロ」の存在論

 2.0 要旨

 2.1 「系─個」存在論
  2.1.0 要旨
  2.1.1 存在は, 「系−個」構造
  2.1.2 個の自由性:多様,そして独自に運動
  2.1.3 系は,衝突する個の自由の逐次均衡相
  2.1.4 系は個の延長ではない (「ミクロ・マクロ問題」)

 2.2 存在は,非実体
  2.2.0 要旨
  2.2.1 存在は, 「系−個」連鎖
  2.2.2 「系−個」連鎖の上限・下限
  2.2.3 存在は,非実体
  2.2.4 存在論と「自然」

 2.3 「系─個」存在論に類縁の存在論
  2.3.0 要旨
  2.3.1 「空(くう)」
  2.3.2 「コナトゥス」(スピノザ)
  2.3.3 「オートポイエーシス」
  2.3.4 「複雑系」(複雑系科学)
  2.3.5 「無用の用」

 2.4 言語レベル
  2.4.0 要旨
  2.4.1 存在の記述は,「マクロ・ミクロ」二重性
  2.4.2 ミクロの記述は,マクロにつながらない
  2.4.3 実体論/表象主義の受容


 3 マクロ数学教育学の方法

 3.0 要旨

 3.1 マクロ現象の学
  3.1.0 要旨
  3.1.1 マクロ現象
  3.1.2 現象パターン

 3.2 マクロ構造の学
  3.2.0 要旨
  3.2.1 「是非/進歩と無縁」の導出
  3.2.2 「是非/進歩と無縁」と「よくする」の両立

 3.3 経験学
  3.3.0 要旨
  3.3.1 マクロ現象は,経験が捉える
  3.3.2 歴史研究

 3.4 複雑系科学
  3.4.0 要旨
  3.4.1 複雑系科学からのヒント・メタファ

 3.5 経済学
  3.5.0 要旨
  3.5.1 生計の口としての学校数学
  3.5.2 学校数学の運動は経済
  3.5.3 学校数学は,経済に順(殉)ずる
  3.5.4 グローバリズム
  3.5.5 経済の虚構性

 3.6 マクロ論のストーリー展開の形──例
  3.6.0 要旨
  3.6.1 『現行「数と量」の位相』
  3.6.2 『数学教育学は,蓄積と無縁』
  3.6.3 『改革プロジェクトの時代』


   閉じ

  おわりに


 
 参考文献