Up 「獣ゆく細道」 作成: 2018-10-14
更新: 2018-10-29




満たされないまま
引きずりまわして歩け
おいオレ,オマエ一体何処行くの?
オレか?オレは燃え上がる日を待っている 
俺の道を
(「俺の道」)

ハロー人生 !! オレ這いつくばって,
ただならぬ気配漂わせて前に進め。
(「ハロー人生 !! 」)

雨の中俺は遠くへ出かけよう
またひとつさよならを言おう
「俺は勝つ」まじめな顔で俺は言う
季節はずれの男よ ひとり歩め
言い訳するなよ おのれを愛せよ
鳥が飛ぶように俺よ歩け
(「季節はずれの男」)

ああ 死ぬまでの宿題だ
物欲と同等以上の勝利の証を 今すぐ探せ
勝負だ
とどまらないオレのこの生命力
(「勉強オレ」)

言い訳じゃなく誤魔化しでもないラスト・ゲーム
勝負したいよ
リアルな日々にでもどこかしらカッコイイオレを探せ
(「ラスト・ゲーム」)

感じろ 思え おのれ自身のココロで
(「覚醒 (オマエに言った)」)

何も恐くない すげえ表現力だ
オレは立ち向かっている でもこれがオレの宇宙だ
(「オレの中の宇宙」)
「人生においちゃ何やったって構わないが
オレの心と相談して嫌だと思ったら立ち向かえ」
(「ロック屋 (五月雨東京)」)


この世は無常 皆んな分かつてゐるのさ
誰もが移ろふ
さう絶え間ない流れにただ
右往左往してゐる


いつも通り お決まりの道に潜むでゐる あきのよる
着脹れして生き乍ら 死んぢやゐあないかとふと訝る

飼馴らしてゐるやうで 飼殺してゐるんぢやあないか
自分自身の才能を
あたまとからだ、丸で食い違ふ
人間たる前の単に率直な感度を頼つてゐたいと思ふ
さう本性は(けもの)

丸腰の命をいま
野放しに突走らうぜ
行く先はこと切れる場所
大自然としていざ行かう


そつと立ち入る はじめての道に震へて ふゆを覚える
紛れたくて足並揃へて 安心してゐた昨日に恥ぢ入る

気遣つてゐるやうで 気遣わせてゐるんぢやあ 厭だ
自己犠牲の振りして
御為倒しか、とんだかまとゝ
謙遜する前の単に率直な態度を誇つてゐたいと思ふ
さう正体は獣

(かじか)むだ命でこそ
成遂げた結果が全て
孤独とは言ひ換へりやあ自由
黙つて遠くへ行かう



本物(モノホン)贋物(テンプラ)かなんて無意味(ナンセンス) 能書きはまう結構です
幸か不幸かさへも 勝敗さへも 当人だけに意味が有る


無けなしの命がひとつ
だうせなら使ひ果たさうぜ
かなしみが覆ひ被さらうと
抱きかゝへて行くまでさ

借りものゝ命がひとつ
厚かましく使ひ込()で返せ
さあ貪れ 笑ひ飛ばすのさ
誰も通れぬ程 狭き道をゆけ